母の禁煙方法

ある日風邪をひいたわけでもないのにとても苦しそうな咳が止まらなくなりました。
診察の結果「風邪ではなく、肺気腫という病気です。煙草が原因です。禁煙しましょう。」と診断されてしまいました。


肺気腫は肺胞の細胞が壊れることにより息切れや呼吸困難を引き起こします。

肺気腫と診断されてからも入浴中に母の咳が止まらなくなり、怖かったのだと思いますが入ったばかりのお風呂を飛び出してきたり、苦しそうに咳き込みながら煙草を吸っていたりしました。

母は80歳ですが、60年来のヘビースモーカーでアルツハイマー型の認知症です。
母に禁煙させるのは至難の業でした。

吸う煙草の本数は少なくはなりましたが、耳をふさぎたくなるような咳が止まりませんでした。

どうしたら良いのか分からない状態のなかでショートステイに行く日がちかづいてきます。
肺気腫にかかってしまったことを伝えた電話の向こうで思いがけない提案がありました。

認知症だから禁煙できないことはないし、実際ショートステイ滞在中に禁煙させたことがあるのでやってみたらどうか。

禁煙するにはショートステイはとても良い環境です。煙草を買いにドアを開けて出て行くことはできませんし、喫煙している人を見ることもありません。

母の禁煙を提案してくださったSさんとよく話し合った結果ニコチンパッチを使った8週間の禁煙プログラムを試してみることになりました。

当時は母は要介護1でしたので(現在は要介護2)介護保険だけでは点数が足りず、介護保険でカバーできない範囲は自費で負担しました。

禁煙プログラムはニコチネルという3種類のニコチンパッチを体に貼ることによって煙草の有害な煙やにおいを避けてニコチンのみを摂取するものです。だんだんパッチは小さくなり最後は必要が無くなるというものです。

Sさんのおかけでニコチンパッチは数枚貼らずに残った状態で一応禁煙成功です。



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2006年11月17日at 00:38 │Posted by クリスマスローズ │Comments(0)母の介護
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