MさんとF子さんと美容室

AZデイサービスの職員の方からいただいたもの。
お礼をしないうちに辞めてしまわれました。MさんとF子さんと美容室



調べてみたら二人とも3-4ヶ月の間隔で美容室に行っていました。
美容室は家から車椅子で3分くらいのところにあって、階段のある入り口とは別に、スロープのある入り口があります。

美容室のYさんは、ご主人が介護認定を受けていて、ご自身もヘルパーの資格を持っているため、スロープを工事されたのです。

Mさんはヘアカットとヘアダイ、F子さんはヘアカットとパーマが定番で、料金はそれぞれ8873円、8505円です。

F子さんを美容室に連れて行き、料金を払って頼んでくると、「終わりましたのでこれからお帰りになります。」と電話してくれるので、外に出て、F子さんが美容室から歩いているのを、見ています。

家につくなり、「あの奥さんはおしゃべりは一級だけど、腕のほうはねぇ。」と言いながら、鏡を見て、耳の上の髪をピンで留めてしまいます。「あたしは、耳を出さないと気持ちが悪くてねぇ。」

問題はMさんです。Mさんは美容室が大好きです。まだ元気で郷里にいたころは、手が痛くてシャンプーできないという理由で、美容院ですべて洗髪してもらっていました。(と本人が言っています)

スロープ側のドアは、鏡張りになっていて、これはとても良いアイデアだと思いました。

ヘアカットとヘアダイの液を髪につけるところまでは鏡張りのドアに向かって車椅子で行うので、Mさんを置いて家に一度帰ります。

電話があると出かけていって、シャンプー台に乗せ、後は終わるまで美容室にいます。

もちろん朝の排便が終わった後、美容室に行くようにしています。
ある日、美容室にいる間ずーとMさんの様子が変で、何か固まっているようなのです。

全部終わって家に帰ってから、少しベットで休みましょうと動かそうとしたとき、車椅子に何かべっとりついているのです。

背中までびっしり下痢でした。もしかして美容室の椅子までと思って電話したのですが、大丈夫でした。「まぁ、きっとご気分悪かったでしょうね。気がつかなくて申し訳なかったですね。」と言われましたが、髪にヘアダイがびっしりついている状態で、もし気がついても、どうしようもなかったと思います。

Mさんに気がつかなくてごめんなさいねと言うと、「私もわからんかったんよ。しかたないけん。」と言ってくれました。

Mさんを病院や美容室に連れて行くときは、午前中2回排便があったときにに、さぁ今だ!!!と連れて行っています。

病院も予約が必要なときはなかなか難しいですが。

毎月デイに美容師さんがきてくれて、ヘアカットや顔そりをしてくれます。
1500円から1800円で手軽なのですが、ヘアダイとパーマはメニュー外なので、残念ながらまだ利用していません。

二人とも、そろそろ美容室に行く時期なのですが、F子さんは、最近髪を伸ばしていて、後ろの髪をピンで留めています。なかなか似合っているのですが、美容室には行かないの?


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車椅子についての重要な話をします。
介護用品の車椅子【介護の資格が私にあるのか?!】at 2006年12月15日 03:32
この記事へのコメント
介護について分っててくださる美容師さんが近くにいていいですね

ここアメリカでもお年寄りになると
病院,美容院,買い物の3っつが必須の条件
特に田舎暮らしになると
車はどうしても必要になってきますね

車をいつまで動かせるかが一人で暮らす最後の砦という風にも思います
時々登場する88歳の私の友人も
車が動かせるので行動範囲が狭くなることもなく
毎日とびまわっていますね^^
彼女の家にほぼ毎日1回は立ち止まるようにしていますが
昨日は補聴器を新しく買い求めたので
一緒に取り付けてみました

なかなか大変そうです
Posted by いまここに at 2006年12月17日 21:35
Mary Ellenはさすがに補聴器が必要なのですね。

姑は日常会話は問題なく聞こえているのですが、体温計が検温終了時に
ぴぴっとなる音が聞こえません。

耳鼻科で聞いたところ、高齢になると高音が聞こえづらくなるそうです。


都心以外のところでは、車は本当に必需品です。

高齢になっても運転だけは続けたいです。

でもでも認知症の高齢者の運転が問題になっています。
道路を逆走したり、、、
Posted by クリスマスローズ at 2006年12月17日 23:47
 
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