介護は究極の家事って本当？

母は今行っているUショートステイがとても気に入っていて、私に「あのね、ツバメのとこに、お母さんと一緒にいきたくないわ。」とささやきます。
ツバメというのは玄関に燕が巣を作っていたので、そう言うと母がどこを言っているのかわかるのです。

母はツバメのショートステイ、姑には今年の4月に出来た老人保健施設の一角で行っているUAショートステイを半年ほど利用してきました。
新しいし、料金は高めですが、対応がきめ細かで姑も私も気に入っていました。

老人保健施設というのは、リハビリを重点的に行い、長期滞在型で、リハビリの効果が出たら家庭に戻るという趣旨の施設なのです。

UA老人保健施設が出来た当初は利用者が少なかったので、空いているベットをショートステイに当てていたのですが、最近利用者が増えてきたそうです。

いくら前もって予約をしても、個室以外は利用が難しいと言われてしまいました。
1日3300円の個室使用料は、納得できない金額です。
というわけで、今日の見学になったわけです。

今日見学したAIショートステイは特別養護老人ホームやデイサービス、有料老人ホームやケアハウスとほとんどの高齢者福祉施設が揃った大きな施設です。

見学した結論から言うと、姑を行かせたくない　です。

今母達が利用しているツバメのショートステイは、ショートステイ単独型なので、デイサービスほどのきめ細かな対応は無理だとしても、大きな広間に利用者の方がほぼ全員集まって、塗り絵をしたり、おしゃべりをしたり、テレビを見たりして、利用者同士の交流があり、おしゃべりと笑い声が聞こえます。

AIショートステイでは、廊下の一角にテレビが置かれて、5-6人の利用者の方がテレビを見ていましたが、他には廊下で車椅子に乗った方を見かけるくらいで、利用者同士の交流が見られませんでした。

もちろんショートステイは24時間お世話してもらうのですから、デイサービスのように密度の濃い対応は無理なことは良く分かります。

でも、あそこだったら、姑は嫌がるだろうと思います。

見学に行っただけのつもりでしたが、申込書や健康診断書を渡されました。

どうしようかなぁ。今のツバメのショートステイをしばらく利用する方が、良いかも知れない等とぼんやり考えていました。

ケアマネさんに電話したところ、ケアマネさんが、たった今、ツバメのショートステイに母達の様子を見に行ってくれたところだったそうです。

そして、3月にオープンするショートステイ単独の施設ががあるので、検討してみてはどうかとアドバイスしてくれました。

やはり、特別養護老人ホームと併設しているところより、ショートステイ単独の方が、きめ細かな対応をしてくれるので、利用者さんは嫌がらないようですよとのことです。

今日見学に行ったAIショートステイは、やっぱり止めよう、そしてパンフレットを見て、新しく出来る単独型のショートステイの見学に行ってみようと決心しました。

それまで姑には母と一緒を我慢してもらわなくては。でも、我慢しているのは母の方でもあるのかもしれませんが。

ショートステイに行くには、まず契約しなくてはいけません。
ショートステイから担当者が自宅に来て、利用者と家族に面接して契約書に何箇所も記名捺印する必要があります。
そして、健康診断書の提出をしなければならないのですが、診断書の費用が7000円以上します。
ショートステイ一件ごとに提出するので、必要なことは判るのですが、ちょっと高いですね。