Mさん、手紙の返事を書く

クリスマスローズ

2006年12月29日 14:42

昨日から、長男夫婦と私達の5歳になる孫娘が遊びにきてくれています。
そうです、私は彼女のおばあちゃんになります。孫娘(Sちゃん)が去年も来てくれたとき、「おばあちゃんだらけね。」といったので、姑と母は名前で呼ぶことになったわけでもあります。
彼女は、私達の家に着いた早々、私と母(F子さん)姑(Mさん)の3人に手紙をくれました。

Mさん、SはMさんのこと、だいすきです。MさんもSのことお(を)すきですか。すきなら、おへんじお(を)ください。このおてがみお(を)なくさないように。

手紙をもらって、Mさんは、とても嬉しそうでした。しばらくして、
「お返事をかかないけんけん、紙を下さい」と私に言いました。
Mさんは両手も変形性関節症のため、曲がっていて、何かをしっかり握るとか、細かい作業をするとかが難しいのです。

可愛い便箋と封筒を探して渡すと、さっそく書き始めました。

Sちゃん、Mのことすきといってくれてうれしいです。いつもSちゃんのことをおもっています。またきてください。

少し読みにくいところはあるにしても、立派な手紙です。

今日は母達はデイサービスの日でした。車椅子に乗ったMさんのカテーテルを見つけて、Sちゃんが、
「Mさん、これどうしたの?」と聞きました。

私がどう説明したら良いのかと考えているうちに、Mさんが、
「これはおしっこのくだなんよ。おしっこを調べるのでこうしてるんよ。」

私は本当にびっくりしました。嘘と言えば嘘になりますが、なんて立派な嘘がつけるのでしょうと思いました。

Sちゃんが我が家にいる間、Mさんの知能指数は急上昇です。きっと。

F子さんは、Sちゃんにお返事は、書きませんでしたが、お年玉をあげなくっちゃねと言っています。

猫のノエルだけは、Sちゃんが苦手で、いつもSちゃんがくると、隠れてしまいます。やっと慣れ始めたころにSちゃんは帰ってしまいます。又夏休みに来てね。
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