小規模多機能型居宅介護
2-3日前のNHKの番組で小規模多機能型居宅介護のことを放送していました。
アルツハイマー型の認知症の奥さんをご主人が介護されているのですが、今までの介護サービスはデイサービス、ショートステイとサービスが違えば、職員も施設も違うために、自分のいる場所がわからなくなったり、環境の変化に対応が出来なくなるなど、不安や混乱からかえって症状の悪化をまねいていたそうです。
小規模多機能型居宅介護は小規模な住宅型の施設で利用できるサービスです。
利用者の登録数は25名程度、デイサービスの利用は15名以下、ショートステイは5-9名ほどで、サービスを受けながら訪問介護、訪問看護、訪問リハビリテーション、居宅療養管理指導、福祉用具貸与などを利用できます。
同じ施設、同じ職員と言うのは利用者に大きな安心感を与えると思います。
特にショートステイのときには、デイサービスで一緒だった利用者同士、同じ職員なのですから、姑のように介護度の高い利用者でも安心して利用できます。
これは平成18年4月からの介護保険制度改正により創設されたものです。
今後増加が見込まれる認知症の高齢者、中重度者が、出来る限り住み慣れた地域での生活が継続できるように創設された地域密着型サービスです。
今年の4月からの改正は知っていたけれど、小規模多機能型居宅介護のことは知りませんでした。
早く私達の地域でも始まって欲しいです。
関連記事